愛をください ドラマ 第6話 感想 ネタバレ 菅野美穂
ドラマ「愛をください」第6話
「誰とでもうまくやれるコウモリ」の感想です。
ネタバレを含みますので、ご注意願います。
親の愛情を知らずに育った李里香(菅野美穂)は、
児童養護施設で育ち、その園長の虐待を受けて
育ったためか、
世の中に対して憎悪しか持たなくなり
復讐心しか持てなくなったという
李里香の心の叫びが激しいほど突き刺さる
この「愛をください」第6話
「誰とでもうまくやれるコウモリ」でした。
そして、復讐するつもりで行った行動が
自分に戻ってきて、さらに自分を追い込んでいくという
何ともいえない辛さと悲しみと、
菅野美穂さんの好演に
引き込まれてしまった私です^_^;
もう菅野美穂さんホント凄いですよ~♪
今、これだけの熱演をする女優って
あんまりいないんじゃないかな~?
あらためてそう思った
このドラマ「愛をください」です。
この第6話では、
とうとう蓮井朱香という名前の覆面歌手で
CDの作成を終わらせ、
ジャケット撮影もし、
店頭や、ビルの掲示板に宣伝されます。
ですが、
そんな華々しい活動とは裏腹に
李里香の身の回りでは、
自分の蒔いた種が芽を吹き
自分を傷つけていってしまうのです。
その傷付く様子(サマ)が
絶妙に素晴らしく良いんですよね~♪
人の幸福が欲しくて、
親の愛情が欲しくて、
他人の幸せに触れてみたかった李里香が
不倫をして、
肉体関係を持ってしまった為
一つの家庭を壊してしまう。
さらに、保育園の同僚の本当の心を
知って愕然とする李里香
苦しくて苦しくて
もがきまわるその李里香の姿は、
誰とでもうまくやれる器用な人間とは違い
どうしようもない程、不器用で
観ているこちらが辛くなってしまうのです。
そんな時に届く基次郎からの手紙が
また素晴らしく涙を誘います。
「体の汚れは洗い流す事ができる」
「でも、心の傷は洗い流す事はできない」
「自分の存在を認め、自分を…。」
ん~~!
なんてタイムリーで、
的を得たメッセージなのでしょう?
李里香の心に
深く深く突き刺さっていくのです。
だから、李里香はCDを出して、
「あ~良かった!」「嬉しい!」
って気分じゃないんですよね~。
どちらかというと、
「こんな私がCDなんて出しちゃって良いの?」
という感じなのですが、
この時の伊藤英明さん演じる、
月蜜中也の言葉が印象的でしたね♪
ああ見えて、
ここぞ!という時には、バシッ!と決めるところが
何とも言えず面白いのです^_^;
印象的といえば、
李里香が不倫をしてしまった園児のお父さんの
奥さん役を演じている黒谷友香さんですね♪
この頃から本当にお綺麗で素敵なのですが、
幼稚園に押し掛けてきた時のその表情は
こ、怖かったですね~(~_~;)
さすが女優! といった感じですが、
やはり、あまりこういう表情は見たくないというのが
正直なところであります^^
綺麗なモノは綺麗なままに…。
といった男のわかままでしょうか^_^;
次回は基次郎との約束を破り、
李里香が基次郎に会いに行くようなのです。
李里香にとって、もう頼りになる人間は、
そして、信じる事のできる人間は
文通相手の基次郎しか
考えられないようですね~。
次回に期待です~☆