海峡を渡るバイオリン 菅野美穂 ドラマ情報
ドラマ「海峡を渡るバイオリン」は、
フジテレビ開局45周年記念として
2004年11月27日に放送された
草彅剛さん主演のテレビドラマです。
原作は、
鬼塚忠さんと、岡山徹さんの共著
「海峡を渡るバイオリン」です。
この原作は
「東洋のストラディバリ」と呼ばれている
ヴァイオリン製作の職人であり
世界でたった5人だけの「無監査マスターメーカー」に
認定されている陳昌鉉(在日韓国人)さんの
回顧による口述を元に
鬼塚忠さんと、岡山徹さんが
制作された小説(ノンフィクション)作品です。
東洋のストラディバリとは、
ストラディバリというのは、
アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari)という
イタリアの弦楽器製作者の名前で、
彼の作ったバイオリンは名器として名高く、
オークションでは、最高約4億円もの価格で
落札される程なのです。
それだけ、
ストラディバリの作ったヴァイオリンというのは、
優れた、素晴らしいヴァイオリンという事ですね♪
余談ですが、
つい最近、日本音楽財団が東北大震災支援の為に
このストラディバリが製作したバイオリン
「レディ・ブラント」を
英国のオークションで売却しましたが、
この時は、約12億7420万円という破格の値段で
落札されています。
支援目的があるので、
あえて、最高落札価格には紹介しませんでしたが
それでも、ストラディバリの価値は
証明されているというモノです。
また、嬉しくありがたい事ですね♪
つまり、
「東洋のストラディバリ」と言われている
在日韓国人の、陳昌鉉さんは、
それだけ、素晴らしいバイオリンを作る
ヴァイオリン製作の職人さんという事です。
そんな、陳昌鉉さんが、
「東洋のストラディバリ」と言われる程の
世界最高峰のヴァイオリン製作者になるまでには、
決して平坦な道のりではなかったようです。
戦争、差別、戸籍の問題等、様々な苦難を乗り越え
今の陳昌鉉さんがある事は言うまでもありません。
そんな、陳昌鉉さんの
半生をドラマ化したのがこの
ドラマ「海峡を渡るバイオリン」なのです。
このドラマでは、
陳昌鉉さんの役を、草彅剛さんが演じ
陳昌鉉さんの妻、南伊子さんの役を、
菅野美穂さんが演じています。
第59回 日本放送映画藝術大賞 では
放送部門 にて、「最優秀主演男優賞」を
草彅剛さんが受賞されています。
草彅剛さんの演技も評判が高いですよね~♪
そして、
2006年、韓国の第1回ソウル・ドラマアワーズの
短編ドラマ部門では、「最優秀作品賞」を受賞し
その舞台に出席した草なぎ剛さんは
「今回の受賞を機に、韓国語をもっと一生懸命勉強したい」
「韓国と日本の文化交流のために、全力を尽くしたい」
というコメントを韓国語で流暢に話し
会場に集まった草なぎ剛さんの
ファンは一斉に歓声を上げたそうです。
凄いですね~!
殆ど通訳なしで会話できてしまうのですから
韓国でも人気が非常に高いのもうなずけます。
個人的には、
菅野美穂さん演じる、
逆境にもめげず、夫を支える南伊子さんを
早く観てみたいと思っているのですが^_^;
脚本は、池端俊策さん、神山由美子さん
演出は、杉田成道さんです。
演出の杉田成道さんは、
愛知県豊橋市の演出家及び映画監督で、
あの北海道富良野を舞台にした
田中邦衛さん主演の
「北の国から」シリーズ等の
演出家として知られています。
さだまさしさんの主題歌
「北の国から~遥かなる大地より~」を
聞けば、すぐに分かるのではないでしょうか?
とても印象に残る
良いドラマでしたね^^
そして2001年には、
日本映画衛星放送の社長に就任した
人でもあります。
ドラマ「海峡を渡るバイオリン」の主題歌は
中島みゆきさんの「二隻(にそう)の舟」です。
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